アークランドサカモトがLIXILビバを約1085億円で買収し、完全子会社化することを発表した。TOBで46%近い株式を買い付け、その後LIXILビバが自己株取得する。買付価格は1株あたり2600円で、買付代金は518億8500万円。買付期間は6月10日~7月21日、決済の開始日は7月30日。LIXILグループが所有するビバ株式についてはTOB成立後、ビバが1株2423円で自己株式取得を実施する。アークランドは三井住友銀行から1096億円(上限)の融資を受ける。アークランドはLIXILビバを傘下に取り込み、首都圏での事業を一気に拡大する。M&Aアドバイザーとしては、アークランドの戦略的な買収であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。